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[あらすじ]
ハルテンクを倒して、見事シルバーナイト家の平和を取り戻したフェシーたち。
パーティーが開かれたその日、天使であるキャラコと呼ばれる女性が、神殿からお祝いになってきた。
フェシーはその神殿に興味を示し、キャラコに案内してもらうことに。
ミミリンたちも同行することになったのだが…。 |
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MiracleCarudoStar〜リクワイアの真実〜
第2節 ルデュースの節 1章〜新たな敵〜
ラメールを狙っていた闇を司るといわれていたハルテンクは、フェシーたちの手によってその命を絶つことになった。それを喜ぶ一行ではあった
が、それとは逆に、シルバーナイト家はそんな祝いの日に、悲しい現実を聞かされることになった。
「ハルテンクの野望は、ここで断ち切ることができました。しかし………。」
「どうしたの?」
その言葉に、レイディーン、レオン、テルクの3人は黙り込んでいた。
「ねえ、お願い、教えて…?」
そして、おそるおそる口を開いた。
「メアル王妃が……病死…しました…。」
「なんだと………?!」
「そ……そんな…。」
「ハルテンクによって…ロネリア国王は暗殺され……メアル王妃はハルテンクの手によって病死した…と…いうことなんです……。」
「「「……………。」」」
ラメールはしばらく落ち込んで両親の顔を思い出しながら、静かに涙を流していた。ハルテンクを倒したかわりに、ラメールの両親が失われた。
それは星の国の関係者にとっては複雑な心境をつくることになった。
しばらくして、気持ちが落ちつきはじめた関係者が、ラメール王女とレイディーン王子の王妃、国王への昇格、ミミリンとリッキーの王子王女へ
の昇格パーティーが開かれることになった。
星の国王家昇格パーティーは、盛り上がっていた。ロネリア国王とメアル王妃の死は辛いものの、その悲しみを乗り越えるかのような盛り上がり
を見せていた。そんな中でも、ラメールはまだ立ち直れず落ち込んでいた。すると、そんな彼女に声をかけた者がいた。
「王妃昇格おめでとう、ラメール。」
「えっ…?!」
祝いの言葉はラメールにはあまり聞こえないはずだったのだが、声をかけた人物が他の人と違った。フェシーたちも気づいて声のした方を見てみ
ると、クリスタルルームのドアのそばに、羽がはえていて、王冠をかぶっている天使の女性がそこにいた。
「お姉さま!」
「キャラコ様!」
ラメールとレイディーンはほぼ同時にそう言った。キャラコと呼ばれた女性は、丁寧に挨拶をした。
「私はエンジェルキャラコ=ナイトライトと申します。『聖地の島』にある『ホーリートゥインクル大神殿』の司祭を務めております。どうぞよろ
しく。」
フェシーはどうもと会釈をしたあと、キャラコについてをラメールから教えてもらった。みんなはキャラコと名前を省略して、「さん」か「様」
をつけて彼女を尊敬しているとか。なにせ、天使は妖精の進化した姿と言われているため、なかなか見当たらない種なので、丁重に接しているとい
う。ホーリートゥインクル大神殿と聖地の島についても、キャラコから教わった。
「聖地の島は、この聖なる大陸から約西北西に位置している島なの。そしてホーリートゥインクル大神殿は、その島の中心となって聖地の
島を統治しているわ。」
なるほど、と言わんばかりにフェシーとクリム、そしてキャルックは頷いて理解した。
「ねえキャルック、ボク今度はそのホーリー神殿行ってみたいなぁ!」
「何を言い出すワンか?!しかも省略しすぎワン!ホーリートゥインクル大神殿ワンよ!」
「分かってるってばぁ…。」
「ふふ…聖地の島へは、航路とその先の洞窟を使わなくてはいけないわよ。それでもいいなら、私が案内しましょうか。」
「ちょっと…えっと…ワウ〜〜〜〜…」
クリムがはしゃいでいたりキャルックが複雑な気持ちになっていたりキャラコが微笑していたりしている間、フェシーは自分もそこへ行ってみよ
うかなと考えていた。自分を助けてくれた人の手がかりがあるかもしれないからだ。
「キャラコさん。僕も、そこへ行ってみたいです。案内してもらえますか?」
「いいわよ。あなたはどうする?」
そうクリムに問う。
「行く行く!」
「やれやれワン……でも、聖地の島についたら戻るワンからね。」
そう言ったのだが、クリムには聞こえてないらしく、とうの彼はわいわいとジャンプして嬉しがっていた。
「ミミリン、リッキー、ラメールさん。あなたがたは?」
「そうだな。行ってみるか。リッキーはどうする?」
「じゃあボクも……。」
しかし、ラメールは顔を下に向けていたので聞いていなかったのか、え?え?というカンジでポカンとしていた。キャラコが大神殿に来てみる?
と再度聞くが、それを聞くとラメールは首を横に振った。
パーティーが終わった次の日、フェシー、ミミリン、リッキー、クリム、キャルックは、キャラコに連れられて星の国を後にした。
「航路を使う際に、緑の島へ向かうことになるわ。聖地の島へ続く航路がまだ完成していないから、いずれ完成させるつもりではいるんだけど…。」
そうキャラコは草原を歩いている中で言った。
「そうなんですか……。」
また新しい冒険をスタートさせたフェシーは、また生まれる新たな不安を背負いながら、港のある村を目指した。
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