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[あらすじ]
ハルテンクを倒して、見事シルバーナイト家の平和を取り戻したフェシーたち。
パーティーが開かれたその日、天使であるキャラコと呼ばれる女性が、神殿からお祝いになってきた。
フェシーはその神殿に興味を示し、キャラコに案内してもらうことに。
ミミリンたちも同行することになったのだが…。 |
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MiracleCarudoStar〜リクワイアの真実〜
第2節 2章〜刺客〜
港がある村を探して3日たった。しかし、いっこうに見つからなかった。必須食料の干飯(ほしいい)も残り半分になっている。ほぼ放浪状態に
なってしまったある日、フェシー達は「どうしたんだい」と誰かに声をかけられた。振り向くと帽子をかぶった少年と少女がいた。フェシーはとり
あえず言ってみる。
「緑の島へ行こうとしていたんだけど、港のある村が分からないんだ。」
すると、明るい声で言葉が返ってきた。
「港へ行くの?それなら一緒ね。私たちも行くの。さっき『ファニハウザ』から出てきたばかりなの。」
「緑の島なら僕たちも行こうとしてたところなんだ。良かったら、一緒に行くかい?」
フェシーたちは少年の言葉に甘えて一緒に行くことにした。自己紹介をお互いにしたところで、2人からも自己紹介があった。少女の名は東川
ピンク、少年の名はブルーニス=サンシャイン。ピンクは彼をブルーと呼ぶということで、一行もその呼び方にすることにした。
「船を使うなら『エットサン』へ行きましょ。たぶん今なら船が着いてると思うわ。」
道中、ピンクとブルーはファニハウザとエットサンについて教えてくれた。ファニハウザは個性豊かな、ある意味シャイングラルみたいなところ
だという。エットサンは、なぜかとても暑い山頂にある村。暑さに耐える植物が生えている港のある村である。エットサンへは『炎の洞窟』を通っ
ていかなければならないらしく、一行は炎の洞窟へと向かうことにした。
炎の洞窟へと着いた一行は、奥へ奥へと歩いていった。案の定、名前のとおり、炎の中にいるような暑さがあった。
「暑いワ〜ン…。」
キャルックが言った。キャルックは暑さが苦手らしく、それはフェシーにも同じことだったのか、汗をかいていた。
「よく……平気ですね……。」
「僕は大丈夫だけど…ね……アハハ……。」
「ハイデルの出身だから、少しきついのかしら……。」
「たぶん……。」
「でもここは仕方ないわよね〜…もともと暑いから…なんとかしたいのにね〜…。」
モンスターに遭いながらも、やっと出口が見えてきた。しかし、道の真ん中になぜか火が燃え盛っていた。
「消すから待ってて。こういうのは時々あるみたい。」
そう言って、ブルーは武器を取り出した。それは軽そうなハンマーだった。
「『水の嵐を対象に起こせ』!」
「……水晶…呪術?!」
ブルーが持っていたのはミラクルソードだった。ピンク曰く、『ハンマー』と呼ばれる水属性を司るミラクルソードで、今の技はウォーターメロ
ンだという水晶呪術らしい。その水晶呪術は見事に燃える炎に命中した。本来なら消える炎なのだが、消えずに――――。
「冷てぇ〜〜〜〜〜〜〜!!」
と、リクワイア語を発しながら飛び上がった。よく見るとそれは炎系モンスターだった。しかし、リクワイア語を発したということは、特殊な奴
かもしれないとも一行には思えた。振り向いたそれは一行に話し掛けた。
「へっやっと見つけたぜ、ミミリン=プリンスフェアー!」
「はっ?オレに何の用だよ?それにお前誰だ?」
「俺はホノ。お前が来るのを待っていた。『ルデュース』様の命令でお前を殺せとのことさ。」
「なにっ?!」
「えっ?!」
ミミリンはかつて昔最強敵軍団と呼ばれる軍団のボスを倒し、しばらくモンスターなどを恐れさせていた。今はそこまでないが、ミミリンを知ら
ない人は軍団の中ではほとんどいない。今更になってミミリンを狙う。ルデュースという者は相当な恨みを持っているのがうかがえる。
「とにかくお前を倒す!」
ホノが先制攻撃をして火炎をミミリンにぶつけた。
「ちっ…!」
戦闘の末、勝利はフェシーたちがおさめた。ホノはその戦闘に敗れるとどこかへと消えた。ルデュースとは誰なのか分からないまま炎の洞窟を抜
けることになった。
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