ただ 君を
恋愛小説 受験 女子高生 泣ける  
著作者:増谷拓哉   著作者の作品一覧へ   ホームへ


[あらすじ]
1月。「私立蓮水高校」の入試試験に来た主人公「及川 泉」は
早々教室内で迷子になる。
試験開始まで残りわずか。焦った泉は、なぜか屋上へ着いてしまう。

そこでであったのは一人の見知らぬ男性。男性は試験場所とある言葉を残し
去っていく。
そして、無事試験も受け、高校に入学。
そして、屋上であった男性とまた違った形で出会うのだった。

純愛と切なさが詰まったストーリーです。
ただ 君を
時は2007年 1月
高校入試試験。

雪は容赦なく外を埋め尽くし
まだ実の無い桜の木までも同一化している。

私は空を見上げる
「蓮水高校入試試験」と書かれている旗を見つめ

そっと深呼吸をする。
はく息が白く感じた。

学校の入り口ドアを開ける際にも
鼓動が早くなっていくのが私には分かる。

ドアをあけると
とても綺麗で広い中の光景が目に入った。

そんな事に
感動している場合でもないが。


さすが私立名門高校
そこらへんの高校とは桁が違う

私は息を飲んだ

そして震える手でカバンから参考書を取り
集中しようと読み始め

私は廊下を歩き続けた。



どんどん人の気配が無くなっていくような気もしたが
私は気にせず広い廊下を歩き続けた。

一歩、一歩進む足が、とてつもなく重く感じた。
緊張か不安か分からない。

結局今の私には両方の気持ちがあるのだろう。

それから数分後。

「あれ?」

私はようやく立ち止まった。
周りを見渡す。

誰もいなかった。

この状況から、信じたくない・・・けど
どうやら迷子になったようだ。

この廊下。
広すぎるのがデメリットのようだ

「ど、どうしよう・・・。」

腕時計を見る。
入試試験開始まであと15分程度だった。

このまま迷子になったら
高校不合格・・・いや

試験さえ出来ないかもしれない。

とりあえず私は目の前にある階段を上った。

そこにあったのはまた、とてつもなくでかいドア。

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