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[あらすじ]
名も無き街に住む少年、セインと少女カインは、森で遊んでいた。
そんないつも通りの日常を覆すそうなできごとが、この世界に降りかかっていた…。 |
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魔法の力
魔法の力 序章
ここは、名も無き街。地図にも載らぬ、小さな小さな街である。
そんな名も無き街に事件が起きた。それは、一人の少年と少女が巻き起こした、些細なことであった。
「おい、カノン。どこに行くんだよ」
カノンと呼ばれた少女は、もう一人の少年に呼び止められた。うっそうと茂る木々達は昼間ということを忘れさせ、あたりは暗く夜のようであった。
「なによセイン。もう、怖じ気づいたの?だらしないわね」
「そういう問題じゃねぇだろ。この森には何がいるか分かったもんじゃねぇからな。何か事件を起こしてみろ。ジジィに怒られるだろ」
「大丈夫よ。私達名も無き街の住民は、特別な加護を受けいるんですもの。それにここは、他所ではいろいろ不吉だのいわれているみたいだけど、私達にとってここは古くからの聖地ですもの。問題ないわ」
「そういう問題じゃ…っておい!!」
カノンは、セインの言うことを無視して、どんどん森の奥深くに入り込んでいった。セインは渋々とカノンの後を追った。
カノンは急に立ち止まり、後ろから猛スピードで追いかけてきたセインはぶつかった。
「いてて…なんだよカノン!急に走ったり止まった…」
「きれい…」
そこには、だれも想像も付かないような光景が広がっていた。
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