月見草
短編  文字数約7500字
著作者:伽羅   著作者の作品一覧へ   ホームへ


[あらすじ]
幼かった私の初恋のような・・・ひと夏のであいと別れです。
月見草
あの夏ゎ何処にいったんだろう?
多分 私の心の片隅にだけ。。。
そっとしまってあるのかもしれないね。。。

大人になった今でも 私ゎ忘れない。。。
あなたが ここにいたことを。。。


りんりんとあわただしく鳴る電話に
ママが 飛びついた
驚きと放心そして。。。諦めの軽いため息と
短い会話。。。
叔父がたおれたのだ。。。
何を持っていくかなんて考えられないくせに
必死に何かをたぐりよせるママ。。。
2人で病院へと向かう。。。
ママゎ自分が抑えられず 緊張感で話続ける
私には ただうなずくことしかできない・・・
いつも叔父の文句ばかりだったのに。。。
愛していたんだと痛いほど感じる

ほんの20分程度のドライブが
何時間にも感じだしたころ
ママの運転する車ゎやっと病院についた
不安でこわばるママの横顔
見ているのも苦しい
押し殺した切ない声で ママが言う

「病室にいってくる!
あなたゎここにいて」

私ゎ1人病院の診察が終わって静かになった
待合室の長いすに座ってただうなずくしかできなかった

1人になって不安でいっぱいな私の目の前に
小さな小窓から
光が差し込んでいた。。。

ん・・・
光の中に車いすがゆっくり動いてきて
まるで光の階段を昇っていきそうなあなたがいた。。。
私ゎあなたに目を奪われて
息をするのも忘れてしまっているように
じっとみつめていた

ろうそくのような青白い顔をして
窓の外を切ない目でじっとみつめていた
私ゎあなたの見つめている
何かが知りたくて
ただ知りたくて。。。あなたの隣まで
まるで夢遊病者のように歩き出していた
並んで見た窓の外にゎ
青くどこまでも歩いていけそうな海・・・
私もただ並んでじっと見つめていた

どれくらいのじかんがたったのだろう?
ママの
「帰ろう。」
という短い問いかけで
私ゎわれに返った
もっとここにいたい・。。。
そんな気持ちをその場に置き去りにして
走ってママのところに向かった

帰りの車」の中
ママの赤くなった目が私をみつめ
「あのね。。。おじちゃん助かったの。」
二人とも嬉しい筈なのに。。。
声を上げて泣いた
叔父がこの世からいなくなってしまう怖さと
生きていてくれる喜びの入り混じったしょっぱい涙だった

車がゆっくりと走り出す。。。

ママゎ彼のことをきこうとゎしなかった
私も話すことができなかった
だって、何も知らなかったから。。。

次会える保障もなかったし。。。
ただ・・・言葉もないままだったのに
不思議とずっと前から知っているような
不安で押しつぶれそうだった私が
すべてが夢であるように安心していたことで
またきっと会いたいと願っていた

叔父が奇跡的に回復したことで。。。
ママ達兄弟が交代で病院にお世話をしに行った。
いつしか私ゎいつママの当番がくるのか気になって
学校から走ってかえるようになっていた
病院にいったらまたあなたがあの場所にいるような気がして。。。
何でだろう?
1回しか会っていないのに
あの切ない横顔が忘れられなくなって
気になってしかたがなかった。
もっとずっとずっと隣でただ窓の外を一緒に見ていたかった。
何であんなに切ない顔をするんだろう?
何で窓の外をにつめているんだろう?
何で車椅子にのっているんだろう?
幼かった私にゎ知りたいことだらけだったけど
全てを口にすることゎ最後までできなかった。

あなたと出会って4日後
チャンスがやって来た。
ママが朝から病院へ行くからといって
忙しく家事をこなしていく
私ゎママに
「私も病院に行くから、学校から帰るまで待ってて。急いで帰るから。。。お願い。。。」

何度も頼んで
ママの了解をとりつけた。
その日の授業ゎてにつかなかった。
ただあなたに会いたくて。。。ただあの場所にいきたくて。。。
長い長い学校での授業が終わると友達の呼びかけにも
答えることなく走りはじめていた
「どうかママが待っててくれますように。」
ただ呪文のようにその言葉を心の中で繰り返しながら
10分くらいの道を必死で走った。

自分の家が見えたとき。。。
ママの真っ赤な車が車庫に止まっていたのを見つけて
体中の力が抜けていくのを感じた
良かった。。。
本当にほっとしている自分が何となくおかしかった。
ママとの会話」もそこそこに
カバンを部屋に放り投げ急いでしたくをした
何も持つものなんかないくせに
あめを2個ポケットの中に忍ばせながらついつい笑顔になる私ゎ
不謹慎だったんだろ。。。
そんな私をママも笑顔で待っていてくれる
こないだ泣きはらした顔が嘘ののように。。。

たった4日前ゎ窓の外の海を眺めるよゆうなんかなかったのに。。。
今日ゎすごく海がきれいに思える
海辺でそだった私ゎ
海が大好きで浜が庭のようだったせいか
まるでちび黒サンボのようだった。
あなたとゎまるで正反対な私が今あなたを探しにいっていることなんか
しるよしもなかったんだろうな。。。
ママと今日もいい天気だと話し
海が綺麗だと話し
叔父が回復して良かったと話したころ
車が病院についた

こんなに待ち焦がれたはずなのに
いざ病院につくと。。。
不安になる
会えるんだろうか。。。
なんて声かけたらいいんだろうか。。。
いろんなことが頭の中をよぎる。。。
病院の待合室でママと別れた
こないだと違うのゎママゎ病室においでといったのに
私が断ってこの場所に居たいんだといったこと。。。
ママゎちょっと考えていたけど
娘のわがままを許してくれた。

ママの姿がみえなくなってすぐ
あの窓に急いだ。。。
いない。。。
当たり前なのかもしれない
いつもこの場所に居るわけがない
しばらくその場をうろついていたけどあなたがくる気配さえも
感じられないことにがっかりしていた私に
どこからかきこえてきた声
「いないなら 探してみたらいいじゃない!」

あなたがこの病院のどこかにいるときめつけて
私ゎ病院内を歩き出した
確か車椅子ゎこっちからきたから。。。
もう夢中で病室を1箇所ずつ覗き込んでゎまた次の部屋へ。。。
何かにとりつかれたように
ただあなたを探した冷房がきいているはずなのに
いつしか私ゎ汗だくになって
もしかしたらもうあなたがこの病院から退院したのかと
諦めだしたそのとき
見つけた。。。

あなたゎ真っ白な病院の真っ白なベットで
この前と変わらないどこか寂しげな何かを諦めたような顔で
大きな窓の外を見つめていた
私ゎあなたに近づけなかった
あんなに会いたくて仕方がなかったのに
あなたをみたとたん汗を拭くことも忘れて
ただあなたの病室の入り口で立ち尽くしていた
病室の入り口にゎきっとあなたの名前が書いてあったんだと思うけど
そんなことどうでもよかった
ただそこにあなたがいてくれたことが嬉しかったから
しばらくあなたを見ていた私が
ママの呼ぶかすかな声にきずいたのゎ
どれくらいたってからだったんだろう?
振り返ると私を探して歩き回ったらしい疲れた小さいママの姿があった
今日も離れがたい気持ちのまま
一言もはなせないまま
その場を離れることになってしまった
でも何故かちょっとだけ嬉しかった
あなたがここにいてくれるようで
ここにいるよって言ってくれたように感じたから

次ゎいつ会えるかな
ずっとそんなこと思って車に乗り込む私にママが言う
「何だか楽しそうだね」

そんな顔してたのか私にゎわからなかった。
でもなんらかの満足感みたいなものが私の中にあるのゎ本当だったきがする

今病院を後にしたばかりなのに
もう病院に行くことばかりが頭に回っている
この次あったらこうしようこんな話がしたい
そんなことばかり考えていた

なんとなくママも叔父とゎ別のところに
私の病院に行きたい理由があることわかっているらしく
苦笑いしながら次の病院行きの予定を教えてくれた
3日後だ。。。
たった3日が待ち遠しい。。。
毎日どうしたらあなたと仲良くなれるか考えた
何て話しかけたら良いか考えてシュミレーションしてゎ
おかしくなって笑っていた
私ゎあなたの迷惑なんて考える余地もなく
ただただ自分の思いだけで突き進んでいた

3日がやっと過ぎてくれて
またあなたに会えることで嬉しさが抑えられない私が
ママと病院に着いて
上の空でママと別れた後あなたの病室に向かおうとしたとき
息をのんで足が動かなくなった
あの場所にあなたがいたから
最初に見たときと同じく
窓の外を青白い諦めたような顔でじっと見つめている
ほんの少し前のことなのに
懐かしいようなへんな感じがして
私ゎ吸い寄せられるように
あなたの隣に歩いていた
もちろん3日もかけて考えた言葉も質問の数々も
全て頭の中にゎなくなっていた
ただただ空っぽの私があなたの見つめている何かを
知りたくて
車椅子の後ろに回りあなたの真似をして窓の外の海を見る
あなたが海を見ていたのかゎ
今でもわからないけど。。。
しばらく見てるうちに
私ゎふと思った
あなたがいつもこの病院の狭い世界で暮らしていて
本当ゎ外にいきたいんじゃないかなと。。。
私ゎ外で走り回るのがすきな活発な子だったので
きっとあなたもそうしたいんじゃないかなって思ってしまった。
希望と現実が伴わない人がこの世に沢山居ることなんて
私にゎ思いつかなかった。
そう感じてしまった私ゎ思い立ったらすぐ考えなしに
あなたの車椅子を押していた
外に向かって
あなたゎびっくりして私の顔を振り返った
何故か私ゎにっこりあなたに向けて笑った
そのとたんあなたゎ車椅子に前向きに座り
つれて行ってっていうように
黙って座っていた
私ゎやっぱり外に行きたいんだと確信して
あなたを病院から連れ出してしまった
自動ドアから外に出て
すぐ目の前の海が良く見渡せる高台
すぐ戻るつもりだった
あなたの隣にしゃがみこんで私も海を見た
海からの風が気持ちいい
あなたを見てみると
病室でみたのが嘘のように気持ちよさそうな横顔がある
かすかに頬が赤味がかっていたのゎ
夕日の加減だったのかもしれない
あなたがこころなしか嬉しそうで私ゎ後先も考えず有頂天になっていた
ふと目を落とすと
海のそばらしく地面の砂が浜のすなみたいにさらさらなのに
黄色い花がまるで絨毯のように咲いている
ずっと前ママに教えてもらったことがある
月見草だと・・・
綺麗だな。。。と思っていたとき
われに返った私
どれくらいここにいるんだろう?
戻らなきゃ
あなたの車椅子を押して急いで病院に戻る
息をはずませながら自動ドアにはいっていく私たちを
看護婦さんが慌てて呼び止める
「どこにいってたの?」
探していたことゎ間違いない
私ゎ言葉もなく泣きそうな顔になっていた
看護婦さんからどんな言葉で叱られたのかなんて覚えていない
それより何より
あなたにとって良くないことをしてしまったのだという
ただ漠然とした事実が私を押しつぶしそうだった
そこに
あなたのお母さんが飛んできた
涙があふれてあなたのお母さんがぼやけてた
やっとのことで私ゎ口を開いた
「ごめんなさい・・・お外に行きたいんだって・・・思ったから連れて行ってあげたかったの」
その言葉が終わったとたん
あなたのお母さんが何も言わずにぎゅっと抱きしめてくれて
私の耳元でそっとささやいてくれた
とても小さい涙声で。。。
「ありがとう」
私ゎ大きな声で泣き出した
何度も何度も
「ごめんなさい」
を繰り返して
あなたのお母さんゎいけないことをした知らない子に
とても優しかった
ちょっとした騒ぎにわが子居ることに驚いて
ママが走ってくる
看護婦さんに説明をされて
ひたすら娘のしたことを謝っているママがかわいそうで
優しくしてくれるあなたのお母さんに悪くて
自分が嫌いになっていた
騒ぎが収まり私ゎママに手を引かれ病院を後にした
車の中でママゎ何も言わない
怒られるとばかり思っていたのに
何も言わない
私ゎその静けさがいやで
重い口を開いた
「ごめんなさい」
ママゎ予想がいに私に笑顔を向けた
「あの子をお外に連れて行ってあげたかったんでしょ?」
うなずく私にママゎ
「もうしちゃいけないってわかったもんね!」
そういって後ゎ黙って家までの道をひたすら運転していた。
私ゎママが私のことを理解してくれたことが嬉しかった。
それから私ゎ
病院へ行くことをためらっていた
あなたに会うこともあなたのお母さんに会うことも怖かったから
なのに。。。毎日あなたのことばかり考えていた
今も窓の外の何かを見つめているんだろうか?
元気になっているんだろうか?
いつかまたあの場所であえるんだろうか?
それから何度かママゎ病院に行っていた
私ゎ何も聞かなかったしママも言わなかった。
ママの気遣いが嬉しかった
そんな時叔父の病状が急変したとの連絡がきた
私も一緒に病院に行った
どれくらいぶりだろうか

あなたに会いたいという気持ちと、会いたくないという気持ちが
入り混じって複雑な思いと、
叔父がどうなってしまったのかという不安が私の中で
大きくなっていく。
ママゎじっと前を向き
何かを見つめているように感じた。
あっという間に病院に着き
今日ゎママに従い叔父の病室へと一緒に向かう
叔父の病室の前にゎ
ママの兄弟や私の従兄妹達があふれていた。
みんな泣いている。
その涙の理由をすぐに知らされたママと私
叔母が言う
「ついさっきだったの・・・仕方ないわ・・・」
ママが声もなく泣き出して叔父の病室に入っていく
私ゎ現実を受け入れることが出来なかった
信じられない
だってほんの一月前叔父ゎ笑っていたのに
私の中の何かが弾けた
「いや〜〜〜〜」
病院だということも忘れて
叔父の病室に入ることもせずに
私ゎ走り出した
どこに行こうなんて考えてもいなかったのに
涙で前がくもってどこをどう走ったかもわからなかったのに
立ち止まったのゎあなたの病室の前だった
しゃくりあげながらあなたの病室の前から
あなたのベットを伺う・・・
あなたゎいない・・・
どこにいるの。。。
すがるような気持ちだった。
じっとあなたの病室を見つめる
ん・・・
この前と様子が違う」ことに気づく私
サイドテーブルの上にあった小物たちも
あなたのお母さんがいけたのか
置いてあったお花の花瓶もない
ベットゎきれいにかたずけてある
窓が大きく開けられて白いカーテンが海からの風でゆれている。
あなたに何が起こったのかわからず
私ゎ不安になった叔父のことも忘れて
私ゎあの窓に走った
いない・・・
外へ急ぐ・・・
いない・・・
どこにもあなたがいない
泣きそうになるのを必死でこらえる
きっと病気」が治って退院したんだと自分に言い聞かせた
気持ちを落ち着かせようと深く息をして
私ゎもう一度あなたの病室へと向かった
ゆっくりと
あなたが窓お外をじっと見つめてる姿を思い出しながら

病室ゎやっぱり空っぽだった・・・
廊下からあなたのベットを見つめる
ただボーっともう一度会いたかったなとおもいながら・・・
私がそんな夢の世界に迷い込んでいたときだった。
あなたのお母さんが遠くに見えた
あなたのお母さんも私に気づいたらしく
私のほうにゆっくり歩いてきた。
私ゎ動こうともしないで
ただボーっとしている
視線だけゎあなたのお母さんを見つめ
きっと退院したと話してくれると信じて・・・

私の背にあわせてしゃがみこみ
あなたのお母さんゎ優しく話しかけてくれた
「この前ゎありがとう・・・あの子のあんなに嬉しそうな顔久しぶりに見たの。」
私ゎ言葉もない
悪いことをしてしまったはずなのに・・・
この優しさでいっぺんに必死に抑えていた涙があふれる
あなたのお母さんゎ困ったように
「ごめんなさい・・・怒ってるわけじゃないのよ。」
うなずくのがやっとの私にあなたのお母さんが続けて話す
「昨日ね・・・あの子が遠くに逝っちゃったの・・・」
私ゎ何をいってるのかわからなかった。
どこにいるのかあの窓にいるはずだもん
あの高台で気持ちよさそうにどこかをみているはずだもん
言葉が出ない
ただ声が大きくなって涙がどんどんあふれる
あなたのお母さんが
私をこの前のようにぎゅっと抱きしめてくれた
おなたのおかあさんも泣いている
そして、私にこういった
「あの子の為に泣いてくれてありがとう・・・あのこの分まで生きて・・・」
私ゎあなたのお母さんをふりきって
走り出していた
廊下が長い泣きすぎて声もかすれて。。。息も苦しい・・・
病院の自動ドアをすり抜けて
たどりついたのゎ
あの高台
私ゎぺたっと座り込み
ただ泣いた・・・
もしかしたら私があなたを連れ出したから
あなたが生きていられなくなったんじゃないだろうか・・・
自分を責め続けた
何で叔父もあなたもいなくなってしまったんだろう
私ゎここにいるのに・・・
何でずっと一緒にいられなかったんだろう
こんなに会いたいのに・・・
後悔ばかりが私の中に浮かんでくる
私ゎ自分が嫌いでしかたなかった
どれくらい泣いたのか自分でもわからなくなってボーっとしていた私の隣に
ママが座った

ママが言う
「あらーすごい月見草・・・こんなに沢山咲いてたの気がつかなかった。」
私ゎただボーっとしたまま聞いている
「ねー・・・きっと天国に行こうね。」
えっ・・・
私ゎびっくりした
人が死んだら悪いことしない限りみんな天国にいくんだと思っていたから
ママが続ける
「あまりに悲しくて・・・あまりにつらくて・・・人ゎときどき自分で自分を死に追いやってしまうの。」
意味がわからない私ゎポカーンとしながら、ママの言葉をまっている
「でもそうするとね・・・先に逝って待っててくれた人たちに会えないんだって。」
やっとのことで言葉がでる私
「そうなの?。」
お互い泣きはらした目で話が続く
「ママゎおじちゃんにやっぱり会いたいの。だから、生きなきゃ。」
そういって力なく笑う
私も同じだと思った
いつも優しかった叔父にもそれから、何回かしか会ってないあなたにも
また会いたい
そう思った。
私もママに言う
「ママ・・・私も一生懸命生きたらきっとまた・・・あえるの?」
ママゎ私の横から私の肩にそっと腕をまわして抱き寄せて
「うんうん。きっと迎えにきてくれる・・・私たちがやらなければならない何かを、やり終えたときお疲れ様って迎えにきてくれるから・・・だから・・・その日までがんばろうね。」
あんなに泣いたのが嘘のように
二人で笑った
月見草が優しく包んでくれたのゎ
叔父とあなたがそばにいてくれたからかもしれない・・・

叔父の葬儀がめまぐるしくすすんでいく
火葬場で叔父が焼かれていくその待ち時間
私ゎ夏の真っ青な空を見上げていた
叔父が煙になって、どんどん空に上っていく
「さよなら。」
心の中で何度も言う
なんとなく叔父とあなたが空の上で笑っている気がして・・・

私ゎ今日何年かぶりに
この病院に来ています。
あの頃と違うのゎ時が流れて、私が大人になり
ママが一緒じゃないことくらいかもしれない
この場所にゎあの日のように
月見草が咲いてます。
そして、あの日と変わらない夕日と心地よい浜風
私ゎ私なりに一生懸命生きてます。
あなたに会えるように・・・

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