永久の夜 廻る魂
ファンタジー小説  
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永久の夜 廻る魂
愛しい私の妖精王。
もし永久の楽園が貴方の王国ならば、私は貴方と一緒に行きたい。
「……永久の夜を歩くもの。チェンジリング」
 呼びかけられた。私は振り向く、その声の主は多分うさぎ。
 彼のうさぎ、彼の使い魔。
 白いうさぎは礼儀正しく私に向かって一礼した。
 うさぎのくせに二本足で立っている。
 うさぎのくせにタキシードを着込んでいる。
 うさぎは優雅に一礼し、私の愛しいオヴェロンの言葉を伝える。
 永久の闇の中、私は迷うアリス。
 私は妖精の取替え子になりそこねたフリークス。
 狂った子供。
 永久の私はアリス。
 うさぎに向かって私は軽く一礼し、そして彼の真紅の瞳をまっすぐ見た。
 あの人の言霊を聞くためだけに。


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