悠久旅館

著作者:マフマフ   著作者の作品一覧へ   ホームへ


[あらすじ]
とある古美術を探しにきた主人公は旅館「夏名荘」に宿泊する。そこで出会った美しい女性。色々と協力してくれるこの女性は、主人公を求めてきた。そして――
悠久旅館
 美奈子は口内の肉壁に愚息を擦りつけ、愚息全体を刺激する。オレはその感触に、陶酔していた。
 オレは中指を激しく出し入れしながら、ク●トリスをグリリリとこね上げる。美奈子は秘花から生まれる快楽に、すっかり酔いしれていた。
「うああぁぁッ! も、もう限界! もう、出ちゃいますね! 出しちゃいますね!」
「わたしも、もう! もうッ! あああぁあッ! もうッッッ!」
 二人はスパートとばかりに、全力で手と舌を動かす。二人の性器と身体が、激しく痙攣する。そして――
「くッ! うあぁぁぁぁッ!」
「ひあぁッ! ああぁぁあぁぁんッ!」
 美奈子の口内に熱くたぎった白濁液が、ドブドブと放出される。舌上に、白濁液が溜まっていく。
 オレの手が、濡らされていく。秘花からピュルピュルと雫が飛び出し、周囲に飛び散る。秘花はビクッ! ビクッ! と揺り動きながら、雫を放出している。
 少し経つと、白濁液の放出は収まり、秘花から放出されていた雫も、やんでいた。二人はしばしの間、余韻を楽しむかのように、微動だにせずに、そのまま静止していた。そして、オレは倒れこむように、美奈子の横にゴロリと寝転んだ。
 クスクスという、笑い声が聞こえた。オレは首だけ起こして、美奈子の方を見る。すると、美奈子も首だけ起こして、オレを見つめていた。笑っている美奈子を見て、オレも笑い返す。
「凄かったです、良隆さん。あんなに凄いの、初めてですわ」
「美奈子さんだって、凄かったですよ。あんなに激しくイッたの、オレだって初めてです」
 オレは身体を起こし、美奈子に覆いかぶさる。そして、唇を重ねた。数回舌を絡ませると、オレは唇を離した。
「美奈子さん、これから、もっと凄いことしますからね。オレが覚悟しといてくださいって言ったの、覚えてます?」
 美奈子は目をとろけさせ、コクンと頷いた。
「覚えてますわ。コレで、してくれるんですよね?」
 美奈子は愚息を掴み、揉み上げる。愚息は硬いままであった。
 オレは愚息を、秘花へと近づける。美奈子は愚息から手を離し、オレに抱きついてきた。愚息の先端が、秘花に触れる。美奈子はあッ≠ニ小さな声を上げ、強くオレにしがみつく。オレは愚息を掴み、先っぽを秘花に擦り付ける。愚息で秘花を愛撫され、美奈子は嬉しそうな表情を浮かべる。しかし、声はとても切なげだった。
「じ、ジラさないでぇ。そのまま、挿れてぇ。はやく、挿れてぇ。お願い、はやくぅ」
 オレはフフッと笑み、秘花を擦り続ける。
「そんなに挿れて欲しいんですか? コ・レッ」
「そう、それぇ! は、はやくぅ! はやく、挿れ……うぁああんッ!」
 肉門は愚息よって押し開かれ、秘花の中に、愚息が挿入されていく。愚息はゆっくりと、秘花の奥を目指して突き進む。愚息が根元まで入ると、愚息の先が、子宮口に触れた。
「ああッ、すごい! オ●ンチンが、触れてる! 奥に触れてるぅ!」
 オレは身体を密着させたまま、激しく腰を振る。突然に急激なピストン運動が始まり、美奈子は全身を震わせる。
「い、いきなり、そんなぁ! ダメぇ! イッたばかりなのに、そんなにされちゃったらぁ!」
 オレはより一層に、動きを速める。美奈子は身体をクネらせながら、耐えるような表情を浮かべる。
「だッ、ダメぇ! スグすぎちゃう! またイッちゃうぅ!」
 美奈子は全身を震わせ、天に顔を向ける。そして、尾を引く淫声を上げ続けた。
「あぁぁッ! ふあぁあぁぁぁあああぁーーーンッッッッッ!!!」
 美奈子は全身を痙攣させ、昇天したことをオレに伝える。しかしオレは、腰の動きを止めなかった。むしろ、動きを激しいものにしていく。
「うぁん! ふうぅッン! だ、ダメぇッ! わたし、今、果てたのにィ! ま、またぁ! また、きちゃいますぅ!」
 美奈子は叫びにも似た声で、オレに訴えかける。イッた状態が続き過ぎ、それでも執拗に、ピストンが続けられる。美奈子は快楽の螺旋から、抜け出せなくなっていた。
「いやぁッ! また、イッちゃった……あうぅあん! また、きちゃったぁ! い、イキっぱなし! イキっぱなしになってるぅ!」
 止め処なくイかされ続ける。イキっぱなしの状態になり、美奈子は狂い始めていた。
「美奈子さん、言ったでしょう? 覚悟しといてくださいねって。まだ終わりませんからね、まだまだ続きますよぉ。お楽しみは、むしろこれからです」
 オレは一回射精したおかげで、暴発することなく、ピストンを続けられる。オレは昂りをコントロールしながら、腰を動かし続ける。
 美奈子は頬を、涙で濡らす。強烈すぎる快楽が美奈子を感極まらせてしまったのか、ツーッと涙が、頬を伝っていく。口角からは、よだれが垂れている。美奈子の身体は、ときに強張り、ときに脱力する。もう美奈子は、何も考えられなくなっていた。
「ああッ! ああぁぁあぁぁあッ! ふぁあぁぁぅうあぁぁああぁーーーッ!!」
 美奈子は、ただただ淫靡に叫んでいた。恍惚の表情を浮かべながら、だらしなくオレに身体を預ける。
「美奈子さん、イクよぉ! って、もう聞こえてないかな? とにかくイク、イクよぉ! このまま、出すからねぇッ!」
 オレはラストスパートとばかりに、腰を全力で動かす。美奈子の叫びが、一層に激しさを増す。その時、オレは腹の辺りに、生暖かい湿りを感じた。オレは目を、連結部へと移す。すると、美奈子はシピピピピッと、聖水を振り撒いていた。聖水はオレの腹に当たりながら、太ももを濡らし、下に敷いてある座布団に、大きなシミをつくっていく。飛び散った聖水は、周囲の畳に、点々とシミていく。オレはニヤリと笑み、腰を振り続ける。
「美奈子さん、おもらししちゃうほどに、気持ちいいんですか? しょうがないなぁ、オレも白いのを、美奈子さんの中におもらししちゃうよぉ」
 オレは身体を強張らせ、全身を震わせる。そして、愚息は小刻みに揺れ動き、白濁液を放出する。
ぶりゅッ! びゅるるぅるるるりゅるぅッ!
 愚息は根元まで挿入され、放出を続けている。白濁液は美奈子の子宮口に、至近距離で、何度も何度もぶち当たる。
「あッ! あつぅい! あっつぅぅいぃ! 熱い、熱いのがァ! 奥に当たってぇ! 当たってるゥ! たくさん、熱いのがぁ!」
 美奈子は嬉しそうな表情を浮かべながら、とろけた淫靡な眼差しをオレに向ける。
 愚息は放出をやめ、大人しくなる。オレは倒れこむように、美奈子に身体をあずける。二人は肩で息をしながら、息を整える。
「ふふふッ」
 オレの耳元で、美奈子が笑っている。
「あんなに激しく抱かれたの、初めてですわ。お布団も敷かずに、服も脱がないで、あんなに激しくするんですもの。わたし、おかしくなっちゃいました」
 オレは美奈子の耳元に、囁き返す。
「だって、なんだか抱きたくなっちゃって、我慢できなくって。気が付いたら、夢中で美奈子さんを抱いてました」
 美奈子は顔を少し動かし、唇を重ねた。互いに舌を絡ませる。とても落ち着いた、ゆっくりとしたキスをする。美奈子は唇を離す。
「良隆さん、明日はちゃんと、お布団の上でしましょうね。お風呂にも入って、それから、裸で抱きあいたいです」
 オレは、心臓がドクッとなった。まさか美奈子から、明日も抱いてくれとお願いしてくるとは、思わなかった。
「えっ、ええ。明日ですね、承知です!」
 美奈子はクスクスと笑いながら、話し掛ける。
「明日の夜、お部屋に参ります」
 そういって美奈子は、身体をゆっくりと起こした。衣服を正し、オレに向かって手を振る。
「それでは、明日」
 オレは呆然としながら、美奈子を見つめていた。美奈子は、部屋から出て行った。
「ハッ、ハハハッ、なんだろうなぁ、まったく。こんなことって、あるんだなぁ。なんだかここに来て、いいことずくめだぞぉ」
 オレは顔をニヤけさせながら、聖水で濡れた畳を雑巾で拭く。

 朝起きると、テーブルの上に地図と住所録、電話帳が置いてあった。
「なんだ美奈子さん、ここに来たのかぁ。だったら、ひと声掛けてくれても、よかったのに」
 さすがは旅館の関係者だ。部屋のマスターキーも、使用できるのだろう。美奈子はオレの部屋に入って、昨日約束しておいたモノを、テーブルに置いていったようだ。
 オレは朝食を済ませ、車に乗り込む。昨日のうちに、電話でアポをとった家が数件ある。地図を頼りに、そのアポをとった家を訪問する。
「さぁ、聞いたことがないけどねぇ」
 どの家に行っても、同じ答えが返ってくる。今日だけで、この山に住んでいる方のお宅を、半分近くまわった。しかし成果はあがらず、全くのゼロ状態だ。
 日が沈みかけている。オレは車のライトを点灯させた。
「今日は、打ち切るかぁ。まぁ、あと半分だし、急ぐ必要もないだろう」
 旅館に戻り、車を駐車場に停める。
「あれ、美奈子さん、いないなぁ」
 オレは旅館に入り、辺りをキョロキョロと見まわす。しかし、美奈子の姿はどこにもない。そもそも、美奈子はこの旅館で、どのような仕事をまかされているのだろうか。よくよく考えてみれば、オレは美奈子の事について、全くと言っていいほどに何も知らない。
 オレはフロントで、鍵を受け取る。そして気が付いたように、従業員に話し掛ける。
「そうそう、私、中野さんに地図をお借りしたんです。お返ししたいのですが、中野さん、どちらにいらっしゃいますか?」
 従業員は首を傾げ、不思議そうな顔をオレに向けた。
「中野? 当旅館には、中野という従業員はいらっしゃいませんが」
「じゃあ、この旅館の責任者さんのご家族とか。中野さん、この旅館に住んでいるらしいんです」
 従業員は、いぶかしげな顔をする。
「ここに住んでる? それは変ですねぇ。当直の従業員とお客様以外、この旅館には誰もいませんよ。それに当旅館の責任者の苗字は、中野ではありません」
 オレは困惑した。だったら、あの美奈子と言う女性は、誰だったのだろうか? もしかして偽名?
「すみません、じゃあ、オレと同じくらいの歳の女性で、ここで働いている方って、いませんか?」
「うーん、いないですねぇ」
 オレは、背筋を凍りつかせた。ならなぜ、今朝オレの部屋に、地図が置いてあったのだろう? この旅館の関係者以外の人間が、勝手にオレの部屋に侵入してきた? 別に金品が盗まれたわけではないが、それにしたって気味が悪い。
 オレは従業員に軽く頭を下げ、部屋に戻った。
「おいおい……どういうことだよ……」
 美奈子とは、何者なのだろう? 昨日この部屋で、激しく抱き合ったあの女性は、一体……
 そういえば今日の夜、美奈子はこの部屋に来ると言っていた。その時に問いただしてみよう、オレはそう思った。一体、どんな目的があって、オレに近づいたのか、どうにも気になって仕方がない。

 夕食を済ませ、オレは部屋で地図を眺めていた。美奈子から借りた、この山の地図。明日まわるルートを、検証していた。
コンコン
 扉がノックされる。オレはゆっくりと、扉を開いた。扉の前には、美奈子が立っていた。
「こんばんわ、良隆さん」
 美奈子は笑顔を、オレに向ける。しかし、オレは無表情のまま、美奈子に部屋へ入るようにと促す。美奈子は首を傾げながら、部屋の中へと入っていった。
 テーブルの上に広げられていた地図を見た美奈子は、オレに話しかける。
「これ、役にたちました?」
「ああ、おかげ様でね」
 愛想のない返事をするオレを、美奈子は不思議そうな顔をして見つめる。
「良隆さん、何かあったのですか?」
 オレは美奈子に座るようにと、座布団を指差した。美奈子が座るのを確認し、オレは真正面に座る。
「あのさ、聞きたいことがあるんだけど」
「はい」
 オレは溜息をつく。
「この旅館の従業員にさ、美奈子さんのことを聞いたんだ。そしたらさ、この旅館には、中野さんなんて女性は、いないって言われたよ。それって、どういうこと? それにさ、この地図を部屋に置いていった時、どうやって部屋に入ったの? 普通に考えたらさ、旅館の関係者以外の人が、勝手に部屋に入ってこれないよね?」
 美奈子は呆然とした顔を、オレに向ける。
「そっかぁ、私のこと、従業員に聞いちゃったんだぁ」
 美奈子は、真面目な顔になった。
「知られてしまったのであれば、ちゃんとご説明します。実は、あなたに百人=iびゃくと)の情報を流したのは、私なんです」
 オレは驚いた目で、美奈子を見つめる。
「ええ!? ど、どいうこと? あのネットで情報をくれた人って、美奈子さんだったの?」
 美奈子はコクリと頷く。
「信じられないよ。オレ、ずっと年配の男性だと思ってたよ。だって、すごく知識があって、経験も選定力もあって、プロ顔負けの鑑定士って感じだったし」
「ネット上では、そういう風に振舞っていましたから」
 オレは苦笑いを浮かべながら、頬をポリポリと掻く。
「私の祖父は、骨董に関しては権威のある人で、私は小さい時から、古美術に囲まれて育ったんです」
 オレは呆けた顔で、美奈子を見つめる。
「良隆さん、百人≠ェどんな刀なのか、知っていらっしゃいますよね?」
「ええ、推定で四百年程前、秘密裏に刀が打たれた。その刀の製造工程で、人間の血が使われたんですよね。百人の人間の血を集め、それを水減し時に使った。それで、付けられた名前が百人=Bしかもその百人っていうのが、人斬りの罪を犯した人間であった。罪人達は公開処刑の形で、百人をいっぺんに斬首した。その時に採取された血を使ったらしいですね」
 美奈子はウンと頷く。
「そうよ、良隆さん。その血を使って、小太刀が打たれたの。そして出来上がった刀は、刀身が赤く輝いていたの。まるで鮮血のような赤。血が刀身を赤くするなんて、科学的には考えられない。誰もが呪われた刀だって、気味悪がったわ。実際、この百人≠所有した人は、不遇な死を遂げている。誰もが罪人百人の呪いだ≠ニ言って、この刀は、妖刀と呼ばれるようになったの」
「妖刀百人=c…」
 オレはそう呟くと、美奈子は悲しそうな顔を、オレに向けた。
「ネットであなたと知り合って、あなたは本当に、古美術を愛している人なんだって思ったの。だから、百人≠ェ見てみたいって言った時、あなたに見せてあげたいって思って……だって百人≠ヘ、私が持っているのだもの」


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