放課後の職員室

著作者:綾瀬   著作者の作品一覧へ   ホームへ


[あらすじ]
あるひの放課後、教頭に呼び止められた新米教師の高梨要子(たかなしようこ)は・・・・・。
(コメディと言うより、ショートショートです。成り立ってませんけど・・・・・)
放課後の職員室
「ふう〜・・・・」
一日の仕事を終え、要子は息をついた。
中学校教師の仕事は、楽しいことも多いがそれと同じぐらい大変だ。
(特に最近は、いじめについて世間がピリピリしてるしね・・・・)
要子は2年B組の副担任で、担任ほど厳しくはない物の、少なからず、まいっていた。
(早く帰ってお風呂に入ろ〜っと)
うーん、と一つ伸びをして、要子は筆箱を鞄にしまった。そして携帯を確認する。
(あ、トモヤからメールきてる)
トモヤとはもう付き合い始めて三年目になる。今では一緒のアパートに住み、来月には結婚する予定・・・・。

『飯、何がいい?
 風呂もわかしといてやろうか?』

素っ気ないが気遣いの感じられる文章だ。
うふふ、と要子は一人笑って、返事を打った。

『オムライス食べた〜いvvv
 お風呂もわかしといてくれると嬉しいな★
 トモくん大好きィ♪』

(さて、と)
早く帰ろう、と腰を上げた。
そこへ、
「高梨先生」
教頭から声がかかった。
「教頭先生・・・・・・」
「前からの約束だ。今日こそは、つきあってもらうぞ」
意味ありげな笑みを浮かべ、教頭が要子の肩を掴む。
職員室には他に誰もいない。
「・・・・嫌です」
「嫌とはなんだ。君は自分の立場を分かっているのかね?」
教頭が詰め寄ってくる。要子は教頭の手を振り払い、一歩さがった。
しかしその前に腕を捕まれた。
「きゃあ」
「きゃあじゃない。この前約束しただろう?」
「約束なんて・・・・してません」
涙目になりながら、要子は教頭に懇願した。
「許して下さい・・・・、私にはトモヤ・・・彼氏がいるんです!彼氏が待ってるんです」
「私だって妻がいるし、子どももいる。しかし約束は果たしてもらおう」
教頭がイスに要子を押しつけた。
「いやァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
  




「何が、いや〜、っだ!さっさと仕事を片付けろ!!今日までという約束だろう!?」
「トモヤが〜待ってるんですぅ〜」
「それなら早くしろ!私まで帰れんだろうがァァァァ!!!!!」
思いっきり怒鳴られて、要子は渋々溜まりに溜まった仕事を手に取った。



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